ぼちぼち仕事始めという人が多いようだ。自分の場合は7日からバイトだ。明日、というか日付としては今日だけど実家からアパートに戻ろうと思う。本当は今日、というか日付的には昨日帰るつもりだったのだけど、読み始めたミステリが止められなくてタイミングを逃してしまった。


読んだのは『幽霊刑事』という作品で、幽霊になってしまった刑事が自分を殺した犯人を捕まえようとする話。“幽霊”を除いては普通に現実的な推理小説だった。幽霊が存在するというファンタジー部分にもルール(幽霊は特定の人物とのみ会話が出来るが、物体に触ることができない…、など)が設定してあって、幽霊のもつ非常識的な能力で事件が解決してしまわない(そんなのありかよ、というオチじゃない)ところが良かった。ファンタジー部分は始め読者に、「普通の推理物とちがう?」と思わせることによってツカミになっているのと、ラストでちょっとした感動に結びついている。


構造は王道、素材は現代的、フェイクが感動に昇華する。そういう音楽つくりたい。