会社にいると、一日に何回か、同じ人とすれちがう。その日の1回目の遭遇では「おはようございます」「こんにちは」と言えばいいと思い、そう言っている。2回目以降、すれちがうときに何と言えばいいのかわからない。別に話すことはない。しかし、何も言わないのは無愛想ではないかと思う。他の人は、どうでもいいことを何か言っているように思う。そういうことが言えるようになりたい。


あと、わりと遠くから相手が歩いてくるときで、お互いの存在に気付いているとき、声が届くくらいの距離に接近するまでの時間が気まずい。かなり接近するまで、気付かないふりをするのもワザとらしい。かといって、目を合わし続けることは苦痛だ。


そういうのは、ささいな悩みのようで、大きな悩みだ。調子の良いときは、ささいな悩みで済んでしまうが、調子が悪くなると挨拶もできなくなり、人とすれちがうことが恐怖となり、会社に行きたくなくなってしまうからだ。