会社には同年代の人たちが何人かいるんですけど、その人たちと、なんとかうまくやっているとは思います。たまにはお酒を飲みに行ったりしてね。だけど、友だちっていえるかどうかについては、ちょっと自信がない。まあ、そのまんま、仕事仲間というのがしっくりくると思います。


そんな仕事仲間の人たちのなにげない会話に、「こないだ高校のときの友だちと……」とか、「地元の友だちが……」などという言葉がでてくると、おれは敏感に反応してしまいます。


あはは、おれ、そういう友だちいないからね。おれにとってはこの人たちこそが、唯一のもしかしたら友だちと呼べるかも知れない人間関係なのに、彼らには職場とは別のところにもっと濃密な友人関係ネットワークがあって、家族もいて……。と、考えると不公平な気がしてきてしまうのです。


おれみたいに職場以外で人とかかわることがないと、そりゃあ会話のネタもないわけですよ。会話下手スパイラルだよ。