デッドライジング

XBOX360用、ゾンビパラダイスアクション。メーカーはカプコン


映画「DAWN OF THE DEAD」の世界そのものだ。ショッピングモールに大量のゾンビ。まさにパラダイス(そうパッケージに書いてある) ゾンビ、ゾンビ、ゾンビだらけの買い物競争。盗み放題、殺し放題だよ。

DEAD RISING (デッドライジング) 【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360


ゲームの魅力のひとつに、”あの映画の中に入り込んだような体験”というのがあると思うのだけど、このゲームはそれが良く出来ている。単にストーリーをなぞるというたぐいではなくて、シチュエーションを再現するということにおいてものすごく成功している。


大量のゾンピに阻まれて外に出られないという抑圧、ゾンピそのものに対して感じる恐怖、グロテスクさ。対して、一匹一匹のゾンビは弱いので、簡単に何体でも殺す(すでに死んでいるけど)ことができ、カタルシスを得ることができる。ショッピングモール内に無数に配置された物を壊す、盗むという普段出来ないことをする快感。


ゾンビ映画を観たときに感じる抑圧、恐怖、緊張と開放の微妙なバランスを、いわゆる箱庭のディテールに凝ることによってゲーム内で絶妙に再現している。

バイオだと思うと最初戸惑う

同じカプコンバイオハザードシリーズと比較しないわけにはいかないので比較する。ゲーム性が違う。バイオだったら、助けなければいけない生存者は、助けなければ先に進めない。あるいは死んでしまったりゾンビ化する場合も、それはストーリー上決まっていることだ。


デッドは生存者を見捨てることもできるし、自分の手で殺すこともできる。初回のプレイですべての生存者を救うこはおそらく不可能だ。この辺はセガの「ハウス・オブ・ザ・デッド」のような感覚。助ければ高得点が得られるというひとつのフィーチャーにすぎない。あと、なぜか「クレイジータクシー」(これもセガだな)を連想した。ようするにアーケードゲームに近いのだ。

ゲームオーバーになったら始めからスタートする

これもアーケードゲームなら普通のことだけど、何度も反復して、攻略パターンを見つけていく。途中セーブもあるが、無理してロードをくりかえすより、能力を引き継いで最初に戻ったほうがあとあと楽だと思った。

海外のすごい動画

日本版は規制があり、残念ながらこんなに首が落ちたりしない。

ゾンビは老人や障害者のメタファー?

わかりません、ゾンビの映画とゲームが大好きです。ゾンビの頭をかち割る瞬間に、おれの脳からも何か出ます、麻薬みたいなの。鋭利な武器ではだめで、鈍器がいい。ダンペル、ボーリングの玉などを振り下ろすのです。