考えました

おれがメールの返信をまったくしてない件についてですけども。なんていうか、掲示板や日記に書いたことについてメールでなにかしら言われると、急にリアルになってしまって、面食らってしまうわけです。どんな返信をしたらいいか考えているうちに、何日かたってしまって忘れてしまうのです。というか、忘れたことにしてしまうのです。


こんなふうに書くと、どんなメールを受け取っているのか気になる人もいるかもしれませんね。「浅野君、うちの会社で働いてみないか?」とか「風俗に行くくらいなら、あたしが相手をしてあげるわ。」とか、そんなメールがいっぱい来ているというウソをつこうかとも思ったんですけど、正直に言います。今年に入ってから広告メール以外では1通しか来てないんですね。ということは、これまったくの私信じゃないですか。


これではなんなので、日記とメールで何が違うのか考えたんですけど、一番大きい違いは誰に向かって書くかということですね。メールは相手がはっきりしている。日記の相手は不特定多数といえる。おれにとって不特定多数っていうのは、言い方は冷たいですけど知らない人になっちゃうわけです。で、相手がはっきりしている方が、建て前が出てきちゃうのです。知らない人には、本音が言える。そこのところは逆だっていう人もいるかもしれませんけど。相手がわかっているときにはその人用のフィルターが働くようです。日記の相手には知らない人用のフィルター+自虐エフェクターとでもいうようなものが働くわけです。実際には日記の読者にも知り合いが含まれるのですけど、割合でいったら知らない人の方が勝っちゃうわけです。知らない人用のフィルターやエフェクターの方が気持ちいいっていうのもあります。なんにしろ、これからも日記には、なるべく身も蓋もないことを書いていこうと思いました。そのうえで誰かが共感してくれたり、何かを考えてくれたりした方が面白いだろうと、そんなことを考えました。だけどメールは返信しません。なんだそりゃ。