あの頃に戻りたくて、今夜は帰りたくなかった。

2年近くぶりに前の職場の人たちと会いました。この前書いた、彼の送別会です。久しぶりだったので、お前だれ?何しにきたの?みたいな反応をみんなにされたらどうしよう、と心配でしたが、行ってみたら温かく向えてくれたのでよかったです。そういえば、ここでは人間関係が非常にうまくいっていたのです。
「いま何やってるの?」っていろんな人に訊かれまくりました。「あ、まあバイトを…。」って言うと、「戻っておいでよー。」って言われます。嬉しかったです。ウソや社交辞令だとしても、心がグラグラと揺らぎました。


参加人数が多く、主賓の彼とは少ししか話せませんでしたが、会社を辞めた後はカナダへ行くとか。語学学校に通ったあと、そのまま職を見つけて向こうに住みたいと言っていました。奥さんと子供はおいて行って、おちついたら呼び寄せるそうです。つまり、まだ向こうでの職は決まってないということです。普通に考えたら無謀です。でも、英語圏で生活するっていう夢があって、そのために今まで準備していたのもおれは知ってます。なにができるというわけではないけど、とにかく応援したいと思いました。


なんだかなー。おれは、おれは、なにやってるんだろう。少なくとも前の職場のみんなには、胸を張っていまの自分を説明することはできませんでした。それでもなんだか帰りたくなかったです。もっとその場にいたかった。あいかわらず自分はしゃべるわけじゃないけど、みんなのバカ話をずっと聞いていたかった。